本記事を読み進めるにあたり、必ず、注意事項の1つ目をお読みください。
2017年に発売され、絶大な人気を誇る『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』。
続編が発売された今でも、プレイしている方はいらっしゃるでしょう。
…さて、このゼルダに限った話ではないですが、RTA(リアルタイムアタック)をご存じでしょうか?
ゲームでクリア条件やルールが与えられ、いかに速く目的を達成するかを競うものです。
もちろん、ゼルダシリーズもたくさんの走者(RTAのチャレンジャー)がRTAを走っています。
それは、このブレワイも例外ではありません。
そんなRTA、最速でのクリアを目指すため、通常のプレイでは使わないような技もたくさん使われます。
今回、ブレワイで使えるその「グリッチ技」の一部を紹介していきましょう。
本記事ではグリッチ技自体の説明と、それぞれの技の概要だけ触れるに留めます。
詳しい解説は、それぞれ別記事で見ていきましょう。
私は、RTAの動画を見てやってみたい!という一心で、10個ちょっとのグリッチ技を実際に習得しました。
ただ手順を見ただけでは分かりづらいポイントなども体験しているため、そこまでお伝えできればと思います。
ちなみに、RTA自体を走る気はないです(´・ω・`)
「グリッチ技」は、開発者が想定していない技
さて、まずは「グリッチ技」自体から説明していきましょう。
簡単に言ってしまうと、グリッチ技とは開発者が想定していない技です。
例えば、盾サーフィンは基本的な操作説明では出てきません。
でも、一回操作すれば説明が特殊アクションの中に出てきますよね?
つまり、これは開発者がしっかり想定して入れた操作なので、グリッチ技ではありません。
それに対し、後で名前が出てきますが…空中浮遊するBLSSという技があります。
これは、どう考えても開発者が「こういう操作をしたら空中浮遊できるようにしよう!」と入れたわけではありません。
仕様を組み合わせたり、時にはバグを使ったりすることで実現されたものです。
これが、グリッチ技です。
…という説明を見てもらえれば分かると思いますが、色々と注意点があります。
具体的な技に入る前に、その注意点を見ていきましょう。
【!必読!】注意1:何があっても自己責任
まず、何があっても自己責任です。
開発者が想定していないこと、その中にはバグも含まれています。
それを分かっていながら悪用するので、何が起こるか分かりません。
それを意図的に行うのですから、誰にも文句を言ってはいけません。
私に言われても責任は取れませんし、任天堂にもクレームなど入れないようにしましょう。
先に言っておきますが、最悪の場合、SwitchやWiiUが壊れる可能性も否定できません。
そうなってもしょうがないと思える方のみ、実施するようにしてください。
なお、ここを読んでいなかったという言い訳も通用しないので、そのつもりでお願いします。
注意2:まずは通常攻略を楽しもう
次に、先に通常攻略を十分楽しんでからにしましょう。
高速に移動したり、ギミックをスキップしたりできるものが多いです。
言い換えると、道を歩きながら新しい発見をしたり、謎解きをしたりといった通常攻略の楽しみを奪ってしまいます。
そのため、先に普通に攻略し、もうやることがないくらいになったら挑戦するようにしてください。
こっちも、やるなら自己責任なのは同じだね
具体的なグリッチ技紹介!
では、ここから具体的なグリッチ技を紹介していきましょう。
私が習得して解説できる技は、大きく移動系、壁抜け系、アイテム操作系、その他と分けることができます。
それぞれのカテゴリーで紹介していきます。
各記事へのリンクを貼りますが、現在サイト移行に伴いリライト中です。
リライト前の記事は前サイトへのリンクを貼っておき、当サイトでリライトしたものはリンクを更新しておきます。
移動系
まずは移動系、ほとんど吹っ飛びます。
元々私がRTAでグリッチ技に興味を持ったという経緯もあり、ここが一番解説できる技が多いです。
似た技もあるので、操作などが混ざらないよう気を付けましょう。
ビタロジャンプ
まずはビタロジャンプ、その名の通りビタロックを使った技です。
ビタロックでモノを吹っ飛ばすのですが、そのモノをリンクにぶつけたり、モノにつかまったりして吹っ飛ぶ技です。
細かい違いで名前も分かれたりしますが、基本的なやり方は同じ。
一番基本形となる箱などをリンクにぶつけて吹っ飛ぶタイプは、グリッチ技の基礎が鍛えられます。
この技で、短時間で多数の操作をすることに慣れていきましょう。
Stasis Bounce
ビタロジャンプの派生技の1つなのですが、結構性質が変わるため、別技として解説しましょう。
Stasis Bounceはモノをリンクにぶつけるタイプのビタロジャンプで、ぶつけ方が特殊です。
ちょうどいいタイミングで盾サーフィンをすることにより、その盾にぶつけます。
これによりダメージを受けず、なおかつかなり高速で飛び出すことができるように。
操作は精度が要求されるので、ちょっと難易度は高めです。
Wind Bomb/WB
Wind Bomb(通称:WB)は移動系の中で最も手軽、かつ空中弓矢のスローが発動できる段差さえあればどこでも可能な技です。
言葉で説明すると、バクダンでバクダンを吹っ飛ばし、吹っ飛んだバクダンをリンクにぶつけてリンクを吹っ飛ばす技、となります。
かなり意味不明だと思うので、実際の成功例などは個別記事を参照してください。
爽快感や便利さが他の技よりもかなり高い、かつ難易度もそこまで高くないため、個人的にかなりオススメな技です。
Bullet-time Bounce/BtB
Bullet-time Bounce(通称:BtB)は敵を踏み台にして吹っ飛ぶ技、空中弓矢と盾サーフィンを上手く組み合わせた、仕様の穴を突いた技です。
これを使えば、ティアキンさながらの空の旅を楽しむことができるでしょう。
しかし、成功難易度は他の移動系と比べて、ちょっと高めです。
さらに、飛び先を狙う場合は、手順を固定することで結果もブレないようにするセットアップが必須。
とはいえ、爽快感もWB以上に高く、精密性を鍛えるのに向いた技と言えるでしょう。
Super Launch/SL
Super Launch(通称:SL)、これ自体は吹っ飛び技ではないですが、吹っ飛びの補助にあたるため、ここに入れてしまいましょう。
この技は、吹っ飛んだ後に加速する技です。
難易度はちょっと特殊で、これをやる場所によって変わります。
また、私が把握している限りではこの技だけ明確にハード(Switch/WiiU)の差があり、WiiU版だと難易度が跳ね上がるようです。
私はSwitch版しか持っていないため、WiiU版の方は申し訳ないですが、追加情報などを調べてみてください。
Bow Lift Smuggling Slide/BLSS
Bow Lift Smuggling Slide(通称:BLSS、上で名前だけ出したやつ)は、なんと空中浮遊技です。
他の技は大体吹っ飛びで、延々飛び続けることはできませんでした。
しかし、このBLSSはしっかり操作をしながら、やろうと思えばハイラルの端から端まで飛び続けることができます。
しかし、操作にかなり癖があること、高度の調節ができないことなどの欠点もあります。
結局は使い分けが必要となるので、やりたいことがその技でできるか、考えてみましょう。
難易度は、癖のある操作への慣れでだいぶ変わってきます。
発動自体はそこまで難しくないので、繰り返し練習しましょう。
フライングマシーン(個別記事での解説予定なし)
フライングマシーンは、2つのトロッコやトロッコ+木箱の組み合わせで、空を飛ぶ技です。
BLSSのように操作しながら飛ぶことができ、なおかつ高度の調節もできる優れもの。
…ですが、個別での解説はしない予定です。
理由として、まずトロッコが必要な時点でハイラル城かデスマウンテンからしか出発できません。
汎用性が他の技よりも著しく落ちる、というのが1つ目。
次に、操作が地味に難しく、それだったらWBやBLSSで十分賄えるため、今更需要がないと判断したからです。
…とはいえ、要望があれば解説するので、コメントなどで教えてください。
壁抜け系
2つ目のカテゴリー、壁抜け系です。
数は少なく2つだけですが、そのインパクトはかなり大きいです。
何しろ、やり方によっては色々なギミックだったりイベントだったりをすっ飛ばせます。
ただ、そのぶん注意点も多い技たちです、しっかりそこも理解しましょう。
Shield Skew Clip
まずはShield Skew Clip、盾サーフィン時の歪み(=Skew)を利用して壁を抜ける技です。
盾サーフィンを出した時、一瞬リンクが傾く、という現象を見たことがあるでしょうか?
これがSkewで、意図的にこのブレを起こし、利用する技です。
コツを掴むまでは、結構時間がかかるでしょう。
なかなか原理も難しいですが、理解しないと狙った壁を抜けられません。
1つずつ確実に理解していきましょう。
Scope Clip
2つ目のScope Clip、望遠鏡機能を使った壁抜け技です。
ほとんどの場合、ゲーム開始直後のオープニングをスキップするのに使われます。
それによる影響も色々とあるため、どういったことが出来なくなるか、どうやったら再度できるようになるかをしっかり確認しておきましょう。
なお、技自体はかなり簡単です。
アイテム操作系
3つ目のカテゴリー、アイテム操作系です。
1つ、一番大元となる技ISTがあり、他はこのISTの派生技といった立ち位置ですね。
これがなかなかに強力で、あれこれ組み合わせると、10連光の弓矢を通常時に持ち歩けるようになったりもします。
が、原理の複雑さは他の技と比べものにならず、しっかり理解できていないとアイテム全ロストなどの危険性もあります。
その他、フリーズの原因になったり、本来持てるアイテムが持てなくなったり…と、正直私も影響を把握しきれていません。
そのため、ここのカテゴリーはセーブデータが壊れてもいい、という場合にのみやるようにしましょう。
あるいは、セーブデータのバックアップを取っておくと安心です。
Inventory Slot Transfer/IST
Inventory Slot Transfer(通称:IST)は、アイテム移植技です。
今プレイしているデータのポーチ内アイテムを、初めからのデータや、別の続きからのデータに移植することができます。
もっと言うと通常/マスターモードもまたぐことが可能で、これだけでヤバい技だというのが分かるでしょう。
さらに、移植できるのは、ポーチ内に入るアイテム。
ラスボスの魔獣ガノン戦専用である光の弓矢も事前に準備しておけば移植が可能。
通常時に光の弓矢を使うことができるようになります。
ただ、原理や注意点も膨大なので、しっかり理解してから行うようにしてください。
1記事にするとかなり長くなってしまうので、原理と具体的なやり方で分けましょう。
原理の記事はこちら↓
光の弓矢を題材にした、具体的な移植方法はこちら↓
DIC
DIC(正式名称が分からない…)は、アイテム数増殖技です。
ポーチ内、矢や素材など、1スロットで複数持てるアイテムがありますよね。
その個数を一気に増やすことができる技です。
…が、IST以上に厳密に、移植時のデータの動きを理解する必要があり、その理解難易度はかなりのものです。
繰り返し原理を見直して、どうなっているかしっかり分かった上で実施するようにしましょう。
WMC
WMC(これも正式名称分からない…)は、武器に付与される特性を操作する技です。
武器に付与される攻撃力アップや耐久力アップ、弓に付与される連射数などの特性を変化させることができます。
これも、DICほどではありませんが、原理がなかなかに複雑。
…というよりも、手順の意味の方が難しいかもしれません。
とにかく、しっかり理解してないと色々まずいことになりかねません。
丁寧に1つずつ進めていきましょう。
なお、この技はまだ解説記事を書いていないため、作成したらここにリンクを貼ります。
その他
ここからは、移動系でも壁抜け系でも、アイテム操作でもないような技を見ていきます。
小技たち
それぞれ別の記事に切り出すほどでもない小技が幾つかあり、まとめて紹介させてください。
以下の5個です。
- 口笛ダッシュ
- 盾サーフィンジャンプ
- ダブルヒット
- 落下ダメージキャンセル
- ロード時間短縮
グリッチ技っぽいグリッチ技は落下ダメージキャンセルで、他はかなり些細なものです。
特にロード時間短縮は、祠クリア時のスキップを遅らせるだけ。
グリッチ技と呼んでいいかも微妙ですね…
普通に便利なものもあるため、気になったらどんな技かだけでも見てみることをオススメします。
アイスメーカージャンプ
アイスメーカージャンプ、数少ない、バグが一切絡まない技です。
アイスメーカーの上昇の力を受けて、盾サーフィンで大ジャンプする技なのですが…
見た目は地味で、難易度はずば抜けて高いせいで見どころが一切ないブロガー殺しです。
RTAでどうしても必要、という場合以外はあまり見なくていいかもしれません。
やる場合は、自分なりのセットアップなどを作っておくといいと思います。
Thunderclap Rush
Thunderclap Rush、唯一、単にカッコいいという理由で紹介する技です。
事前に準備が必要ですが、敵に急接近してラッシュを決めれるという、スタイリッシュに全振りした技ですね。
…えー、間違いなくRTAには不要です。
カッコいいリンクが見たい時、あるいは他の技の気晴らしにでも練習してみてください。
Shrine Coordinate Warp/SCW(個別記事での解説予定なし)
最後、オマケでShrine Coordinate Warp(通称:SCW)を名前と概要だけ紹介しておきましょう。
どんな技かというと、未出現の祠に不法侵入できる技です。
まず、祠Aのエレベーターを調べるのですが、そのままだと当然祠Aに入ってしまいます。
そこをなんとかキャンセルし、祠のエレベーターを調べたというフラグだけ立てます。
そこから、条件を満たしたまま祠Bの近くに行ってフラグを開放。
するとゲームが祠Bのエレベーターを調べたと勘違いし、祠Bに入れる、といった感じです。
これを使うと未出現の祠に入ることができるようになる…のですが、解説する予定はありません。
難易度が、他のどの技よりもずば抜けて高いからです。
…私もまだ一回も成功できておらず、解説しないというより、できません。
いつか成功したら解説したいのですが、現時点でモチベも消えており、恐らくその日は来ないでしょう…
トータルで十時間以上練習してるけど、成功する気がしない…
もう心が折れてます(´;ω;`)
まとめ
今回は、私が解説しているブレワイのグリッチ技をまとめてみました。
練習として、最初はビタロジャンプからやってみるのをオススメします。
これでグリッチ技特有の操作の忙しさに慣れたら、利便性という意味でWBがいいでしょう。
そこから先は、是非気になるものをやってみてください。
ブレワイやティアキンをより楽しむために…
さて、この記事を読んでいるということは、少なくともブレワイの通常プレイはある程度やっていると思います。
もしかしたら今はティアキンをメインでプレイしていたり、そっちもクリアしているかもしれませんね。
そんな方であれば、もちろん紹介しているようなグリッチ技でスパイスを求めるのもいいでしょう。
でも、こんな記事書いておきながらアレですが…ゲーム本来の楽しみを1つ、グレードアップするのはどうでしょうか。
このゲーム、世界の広さや冒険感もそうなのですが、それを引き立てる音響が素晴らしいです。
ヘッドホンなんかでプレイすると、本当にリンクがいる場所にいるかのような、凄まじい臨場感を味わうことができます。
ブレワイもそうでしたが、ティアキンはさらに音が進化しており、もうここで書くのは無理というほど。
それを活かすには、やはりワンランク上のイヤホンやヘッドホンを使うのが一番いいでしょう。
SwitchはBluetoothイヤホンも接続できますが、遅延の可能性があるため有線を強くオススメします。
新品だと金額的に手が出しづらいという場合でも、e☆イヤホンさんなどの中古を取り扱うお店も多くあります。
是非、お気に入りのイヤホンなどを使って、よりハイラルの世界を楽しんでみてください。
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