この記事は、Bingチャットで出力した内容を使って記述しています。
ご了承の上、ご覧ください。
以前、ChatGPT自体の説明記事を公開しました。
その中でも書いたのですが、ChatGPTはうまい質問をしないと、良い答えが返ってきません。
そこで、今回はどんなことに気を付ければ良い質問になるのかをまとめていきましょう。
なお、今回の内容は冒頭でも書いている通り、実際にChatGPT…と同じシステムを使って動いているBingチャットに下書きをしてもらっています。
目次は出されたものそのままを使っていて、そのまま引用したところも分かるようにしてみましょう。
その自然さも確認してみてください。
ChatGPTとは何か(復習)
ChatGPTは、OpenAIによって開発された人工知能(AI)チャットボットです。
Bingチャットより
自然言語処理(NLP)の技術を活用して、人間と同じように会話を行うことができます。
詳しくは、以前公開したChatGPT自体の解説と登録方法の記事をご覧ください。
また、GPT-4を使いたいけど有料版は…という方は、無料でGPT-4を使う方法をご覧いただければと思います。
今回使っているBingチャットもGPT-4を使っているもので、無料版のChatGPTよりもかなり精度は高いです。
質問のしかたが大事
ChatGPTの性能は、質問の仕方に大きく依存します。
Bingチャットより
この原則は「ガベージインガベージアウト」として知られています。
つまり、不適切な入力(ガベージイン)は不適切な出力(ガベージアウト)を生み出します。
したがって、ChatGPTに対する質問は、明確で具体的であるべきです。
対面の人間同士であれば、顔色や声のトーンから、同じ文章でも意味を変えて受け取ることができます。
しかし、テキストしか渡せないChatGPTからすると、そんなことは全く分からないのです。
だからこそ、入力する文章がとても大事になってきます。
ChatGPTのベストプラクティス
ChatGPTには「ベストプラクティス」が存在します。
Bingチャットより
ベストプラクティスとは、特定のタスクを達成するための最も効果的な手法や方法を指します。
これは、一般的には経験や研究に基づいて確立され、その分野の専門家によって広く認識されています。
「ベストプラクティス」という言葉自体はAIの用語ではなく、ビジネス全般で使われる言葉なので覚えておくといいと思います。
ちなみに、公式からGPT-4のベストプラクティスが紹介されています。
もちろんGPT-3.5にも使えるでしょうし、今後はGPT-4がメインになっていくと思うので、気になる方は是非見てみてください。

内容は英語で書かれていますが、その翻訳こそChatGPTに任せちゃいましょう。
では、具体的なベストプラクティスを見ていきましょう。
明確な指示
ChatGPTは、明確な指示に基づいて最善の結果を提供します。
Bingチャットより
曖昧な質問よりも具体的な質問の方が、より適切な回答を得ることができます。
例えば、何かしら小説のような文章を書いてもらいたいとしましょう。
このとき、単に「ストーリーを書いて」とだけ指示するのは良くありません。
何についてのストーリーかを指定し、「宇宙旅行を夢見る少年についてのストーリーを書いて」とした方が具体性が上がります。
さらに、長さも明確にして、「宇宙旅行を夢見る少年についての300文字程度のストーリーを書いて」も良い質問になります。
これで実際に書いてもらった結果が以下の通りです。
Bingチャットのクリエイティブモードで書いてもらいました。
まず、「ストーリーを書いて」だけの場合。

こんにちは、こちらはBingです。ストーリーを書くのが好きです。どんなジャンルのストーリーがお好みですか?😊
とだけ返ってきて、そもそも書いてくれませんでした。
次に、「宇宙旅行を夢見る少年についてのストーリーを書いて」と指示した場合。

彼はいつも空を見上げていた。星や惑星や彗星や銀河に憧れていた。彼は宇宙飛行士になりたかった。でも、彼は貧しい家庭に生まれた。彼の両親は彼に勉強をさせてくれなかった。彼らは彼に農場で働かせた。彼は毎日、太陽の下で汗をかきながら、野菜を育てたり、牛を飼ったりした。彼はそれが嫌いだった。彼は自分の人生に不満だった。
ある日、彼は農場の近くにある小さな町に行った。彼は本屋に入った。彼は本が大好きだった。彼は本を読むことで、宇宙のことを学んだり、想像したりした。彼は本屋の棚を見回した。彼は宇宙に関する本を探した。すると、彼は一冊の本に目が止まった。その本の表紙には、宇宙船が描かれていた。その本のタイトルは、「宇宙旅行のチャンス」だった。彼はその本を手に取った。彼はその本の裏表紙を読んだ。そこには、こう書かれていた。
「あなたは宇宙旅行に興味がありますか?あなたは宇宙飛行士になりたいと思ったことはありませんか?もしそうなら、この本はあなたにとって最高の本です。この本は、宇宙旅行に応募する方法を教えてくれます。この本を読んで、応募用紙を送ってください。あなたは抽選に参加することができます。抽選に当たれば、あなたは宇宙旅行に行くことができます。あなたは宇宙船に乗って、月や火星や他の惑星を訪れることができます。あなたは宇宙の不思議を目の当たりにすることができます。あなたは宇宙の歴史を作ることができます。あなたは自分の夢を叶えることができます。この本は、あなたの人生を変えることができます。この本は、あなたに宇宙旅行のチャンスを与えることができます。」
彼はその本に興奮した。彼はその本を買いたかった。でも、彼はお金がなかった。彼はその本を盗もうと思った。でも、彼はそれが悪いことだと分かっていた。彼はその本を棚に戻した。彼は本屋を出た。彼は農場に帰った。彼は宇宙旅行のことを考えながら、眠りについた。
翌日、彼は起きた。彼は朝食を食べた。彼は農場で働き始めた。彼はいつものように、野菜を育てたり、牛を飼ったりした。彼はそれが嫌いだった。彼は自分の人生に不満だった。彼は宇宙旅行のことを思い出した。彼はその本のことを思い出した。彼はその本を読みたかった。彼は宇宙旅行に応募したかった。彼は宇宙旅行に行きたかった。彼は宇宙飛行士になりたかった。彼は自分の夢を叶えたかった。
彼は決心した。彼は農場を抜け出した。彼は町に向かった。彼は本屋に入った。彼は宇宙旅行の本を探した。彼はその本を見つけた。彼はその本を手に取った。彼はその本を盗んだ。彼は本屋を走って出た。彼は誰にも見つからないように、隠れた場所に行った。彼はその本を開いた。彼はその本を読み始めた。彼は宇宙旅行に応募する方法を学んだ。彼は応募用紙を書いた。彼は応募用紙を送った。彼は抽選に参加した。彼は宇宙旅行に行けるかどうかを祈った。
数週間後、彼は手紙を受け取った。彼は手紙を開いた。彼は手紙を読んだ。そこには、こう書かれていた。
「おめでとうございます。あなたは宇宙旅行の抽選に当選しました。あなたは宇宙旅行に行くことができます。あなたは宇宙船に乗って、月や火星や他の惑星を訪れることができます。あなたは宇宙の不思議を目の当たりにすることができます。あなたは宇宙の歴史を作ることができます。あなたは自分の夢を叶えることができます。この手紙は、あなたの人生を変えることができます。この手紙は、あなたに宇宙旅行のチャンスを与えることができます。」
彼はその手紙に驚いた。彼はその手紙に喜んだ。彼はその手紙に感謝した。彼は宇宙旅行に行くことができると信じられなかった。彼は宇宙飛行士になることができると思わなかった。彼は自分の夢が叶うと感じた。彼は幸せだった。
彼は農場に戻った。彼は両親に手紙を見せた。彼は両親に宇宙旅行に行くことを伝えた。彼は両親に別れを告げた。彼は荷物をまとめた。彼は宇宙船に乗るために、空港に向かった。彼は空を見上げた。彼は星や惑星や彗星や銀河に近づいていると感じた。彼は宇宙旅行を夢見る少年だった。彼は宇宙旅行を夢見る少年であり続けた。
予想の数倍長い大作が出てきてビックリしています…文字数にして約1700字、これをわずか数分で書きあげてしまいました。
正直、これでも質問としてはまだまだ改善の余地しかないようなものですが、それでもストーリーは作れているように見えます。
そして、字数制限を追加した「宇宙旅行を夢見る少年についての300文字程度のストーリーを書いて」の場合を見てみましょう。

太陽はまだ昇っていなかったが、ユウキは目を覚ました。今日は彼が待ちに待った日だった。宇宙旅行に行く日だった。彼はベッドから飛び起きて、宇宙服を着て、リュックサックに必要なものを詰めた。カメラ、水筒、おやつ、本、そして宇宙飛行士になるための夢。
ユウキは両親に別れを告げて、自転車で駅に向かった。彼は電車に乗って、宇宙センターに到着した。そこで彼は他の参加者と合流した。みんな同じくらい興奮していた。彼らは宇宙船に乗り込み、カウントダウンを聞いた。10、9、8、7、6、5、4、3、2、1、発射!
宇宙船は空に向かって飛び立った。ユウキは窓から地球が遠ざかるのを見た。彼は感動して涙が出た。彼は宇宙旅行を夢見ていた少年だったが、その夢が叶ったのだ。彼は宇宙の美しさに魅了された。星、惑星、彗星、銀河、彼はすべてを見たかった。彼は宇宙飛行士になることを決めた。彼は宇宙を探検することを決めた。
若干ツッコミどころがあるものの、かなりシンプルな文章が出てきました。
一言指定するだけでこのレベルの文章が出てくるのです、より細かい設定を入力すれば、文章もより洗練されていくことでしょう。
文脈設定(フレーミング)
質問の「文脈設定」も重要です。
Bingチャットより
質問の背景や目的を明確にすることで、ChatGPTはより適切な回答を提供できます。
これは、質問が具体的な状況や目的に基づいていることをChatGPTに理解させるための手段です。
なぜその質問をするのか、その質問の答えを何に使いたいのか、それも含めて入力するのが望ましいです。
例えば、単に「アインシュタインの相対性理論について教えて」とだけ聞いても、確かに答えは帰ってきます。
しかし、それを小学生に教えようとしていた場合、きっとその内容は複雑すぎるでしょう。
そこで、「アインシュタインの相対性理論について、小学生に教えたいから分かりやすく教えて」とすることで目的に合った答えを受け取ることができます。
ちなみに、Bingチャットの厳密モードで実際に聞いてみたらこうなりました。
まずは、そのまま「アインシュタインの相対性理論について教えて」と聞いた場合。

アインシュタインの相対性理論は、時間や空間に関する考え方で、1905年に発表された「特殊相対性理論」と、1916年に発表された「一般相対性理論」の2種類を総称して「相対性理論」と呼んでいます1。
特殊相対性理論は、「光速不変の原理(どこで測っても光の速度は変わらないこと)」の考えに基づき、光の速さに関する三つの現象を説明しました1。具体的には、
一方、一般相対性理論は、特殊相対性理論に重力の影響を加味した法則を研究し、完成させました1。この理論では、質量間の観測される重力効果は時空のゆがみから生じるとされています2。具体的には、
これらの理論は、物理学の世界では現在も相対性理論の内容を基に、さまざまな実験や研究が行われています1。また、一般相対性理論は現代天体物理学において不可欠な道具に発展し、ブラックホールの現在の理解の基礎が提供されています2。しかし、一般相対性理論は量子物理学の法則とどのように調和し、完全で自己矛盾のない量子重力の理論を生成できるかという問題は未解決です2。これらの理論は、物理学の理解を深め、宇宙の謎を解き明かすための重要な道具となっています。12
Bingチャットは現時点でのWebの情報も持ってこれるため、そのソースがリンクとして貼られています。
で、私は特殊相対性理論だけ若干かじったことがあるのでなんとなく分かりますが、それでもかなり難しい説明です。
それに対し、「アインシュタインの相対性理論について、小学生に教えたいから分かりやすく教えて」と聞いた場合、以下のように返ってきました。

アインシュタインの相対性理論は、時間や空間についての新しい考え方を提唱した理論です1。この理論は、「特殊相対性理論」と「一般相対性理論」の2つから成り立っています12。
特殊相対性理論は、以下の3つの主要な考え方を提唱しています13:
- 光の速度は一定:どこで測っても光の速度は変わらないという考え方です13。
- 物体が光の速度に近づくと縮む:光の速度に近い速さで進む物体は、見る角度によっては縮んで見えるとされています13。
- 光の速度に近づくと時間が遅くなる:光の速度に近い速さで動くと、時間の流れが遅くなるという考え方です13。
一方、一般相対性理論は、重力についての新しい理解を提供します1:
- 重さとエネルギーは同じ:物体の重さとエネルギーは比例関係にあり、重さが増えるとエネルギーも大きくなるとされています1。
- 重力は時間を遅くする:重力に近づくほど、時間の流れは遅くなるという考え方です1。
- 重力は空間を曲げる:質量を持つ全ての物体は周りの空間を曲げ、その曲がり具合が重力を引き起こすとされています1。
これらの理論は難しそうに聞こえますが、日常生活にも関連しています。例えば、光の速度に近い速さで動くと時間が遅くなるという考え方は、宇宙船が光速に近い速度で移動すると、地球上の時間よりも遅く進むという事象を説明します4。これは、宇宙旅行をした人が地球に戻ったときに、地球上の時間が宇宙船の時間よりもずっと進んでいるという現象を説明します4。
これらの理論を理解することは難しいかもしれませんが、それぞれの考え方がどのように私たちの理解を深め、科学の進歩に貢献しているかを理解することはとても重要です13542。アインシュタインの相対性理論は、私たちが世界を理解するための重要な道具の一つです13542。
説明自体が簡単になったかと言われると微妙ですが、言い換えが増えて理解しやすくはなっていると思います。
これもまだまだ質問側に改善の余地がありますが、ほんの少し質問を変えるだけでも良い答えに近づくのが分かるでしょう。
フィードバック
ChatGPTは学習型AIであり、ユーザーからのフィードバックによって改善されます。
Bingチャットより
不適切な回答やエラーを見つけた場合は、フィードバックを提供することが推奨されます。
以前の解説でも書きましたが、間違うことも当然あります。
間違ったことが出力されたから使えないではなく、「それ間違ってるよ」とか、「こっちが正しいからこうしてね」と訂正することもできるのです。
もっと言うと、訂正だけでなく、「さっきの答えについてもう一個聞きたいんだけど」のように深掘りしたり、「さっきの説明を○○字で要約して」といった指示も出せます。
チャット形式だからこそできることで、ここがChatGPTの最も強い部分の1つでしょう。
まとめ
ChatGPTは強力なAIチャットボットであり、その効果は質問の仕方に大きく依存します。
Bingチャットより
明確で具体的な質問をすること、適切な文脈設定を行うこと、そしてフィードバックを提供することにより、ChatGPTの真の力を引き出すことができます。
この記事も、文字数だけ見ればかなりの量になっていますが、Bingチャットに入力する文章を考えるところから数えても1時間程度で本文の内容は書き切れています。
普段は5時間とかかかっているので、かなりの時間短縮になっています。
慣れてない部分もあるので、今後使って行けばさらに速くなると思います。
正直、書いてもらったものをそのまま記事にするなど、コピペして使うのは流石に厳しいです。
しかし、どんな内容を書くか程度の下書きならば、十分しっかりしたものを書いてくれます。
今後AIはどんどん使われていくと思うので、皆さんも是非うまい使い方を知っておきましょう。
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