赤羽 雄二さんが書かれた、『ゼロ秒思考』。
話題になったのは結構前で、名前は聞いたものの、ずっと読めずにいました。
つい先日、ふと思い出して、「今買わなきゃまた忘れる!」と電子書籍で購入、一気に読みました。
その結果、かなり効果があったので、今回紹介していきましょう。
本で紹介されている「メモ術」
この本は、一言で言ってしまえば「お悩み解決のメモ術」が紹介された本です。
そして、そのメモの取り方は非常にシンプル。
基本的には、本書冒頭に書かれている以下だけです。
A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。
赤羽 雄二著『ゼロ秒思考』より引用
もっと細かいものもありますが、大雑把なメモのルールはこれだけです。
色々と、思うことはあると思います。
なぜ、ノートやPCではなく、A4用紙なのか。
なぜ、1件1ページなのか。
なぜ、1ページを1分以内に書かなければいけないのか。
なぜ、毎日10ページも書かなければいけないのか。
これらは、全てに意味があります。
…が、その意味は是非本を買って確かめてみてください。
なお、目指す先はタイトルにもなっている「ゼロ秒思考」の領域です。
しかし、私自身まだそこにはたどり着けておらず…今後の課題です。
メモを取って、明らかに思考が速くなった
さて、私は2週間ほど前からこのメモを実践しています。
毎日欠かさず、1日あたり最低10枚、しっかりこなしてみました。
その結果なのですが、明らかに思考が速くなっています。
仕事中の先輩との会話が、前よりもスムーズにできているのです。
それだけではなく、物事の決定までのスピードも相当速くなりました。
何を隠そう、このブログ…シノベース自体、メモで思考をまとめて開くことを決めています。
どうしようか考え始めてから、実際に開くと決心するまでの時間は10分もありませんでした。
また、他にも…
- 自信を持てるようになった
- ブログを書くスピードが速くなった
なぜかSNSをただ眺めている時間が短くなった- 前よりも全体的にモチベーションが高くなった
- 些細なことでイライラしづらくなった
などなど、たくさんの効果を実感しています。
たった2週間でここまで効果が出ていることに、かなりビックリしています。
最初始めるまで、面倒なのは事実
このメモ術、良いことばかりではありません。
はっきり言いますが、最初、かなり面倒です。
たくさんあるルールを気にしながら、脳内をひたすら書き出す作業を、毎日です。
しかも、紙も大量に用意する必要があります。
一度始めてしまえばなんてことはないのですが、それまでの抵抗が強いタイプでしょう。
特に面倒くさがりな場合、最初の数日は相当苦労するかと思います。
このあたりも、購入を迷っている場合には考えた方がいいです。
(強いて言えば)いつも何か悩んでいる人に超オススメ
この本をオススメしたいタイプの人はたくさんいるのですが…強いて上げるなら「いつも何か悩んでいる人」にオススメしたいです。
上にも書きましたが、この本のメモ術は、お悩み解決が目的です。
常に何か気になることがあるとか、何かしたいけど一歩を踏み出せないとか、そういう人にはものすごく効くでしょう。
何しろ、私自身がそうだったのです。
本の著者も言っていますが、人はみな頭が良いです。
みんな、その頭の使い方、深く考える練習方法を知らないだけなんです。
是非、その方法を本書で身に付けてください。
「とりあえずやる」が出来ない人には向かない
さて、この本が向かないタイプがいます。
向かないのは、「とりあえずやってみよう」ができない人です。
このメモ術は、「そこまで!?」と思うような細かいものまで、色々なルールがあります。
一応、それぞれのルールがなぜあるのかの理由も説明されていますが、それを全て飲み込もうとするとかなりの時間がかかるでしょう。
きっと、その間に面倒になって、結局やらずじまいになると思います。
それよりは、とりあえずメモのやり方だけ見て、始めながら読み進める方がいいです。
これができない人には、ちょっとオススメできないでしょう。
私は、今後も継続します
上でも書きましたが、私はこの記事を書いている時点で、まだ2週間程度しかメモを取っていません。
それでも、十分実感できるほどの効果が出ているのです。
正直、「もう書くことないよ…」と思う時もあります。
しかし、いざ紙を目の前にすると案外書けるものです。
無論、紙代はタダじゃないのですが…近くの100均で100枚入りが買えるので、1日10円です。
月にしても約300円、初期投資で本代が1000円ちょっと、ペンも専用のものを200円程度で購入。
どれだけ高くても2000円で始められ、継続費用は紙代の月300円だけと思っていいでしょう。
それでこの思考が手に入るなら、めちゃくちゃ安いです。
このまま、しばらくは継続していくつもりです。
ちなみに、今の課題として、私のメモはまだ躊躇が入ってしまっています。
「ホントにこんなこと書いていいの…?」が、まだ書けてません。
今後はそこを課題として、取り組んでいこうと思います。
…逆に言えば、一部まだ不完全で、期間も十分でないのにもかかわらず、この効果です。
正直、もっと早く読めばよかったと、激しく後悔しています。
自分を変えたい人は、是非読んでみてください
今回は、赤羽 雄二さんが書かれた、『ゼロ秒思考』を紹介してきました。
改めて、この本は「自分を変える、お悩み解決のメモ術」を紹介した本です。
私も、以前はずっと悩みがグルグル脳内を支配し続け、自分に全くと言っていいほど自信が持てない人間でした。
しかし、そんな私ですら、変わりつつあるのです。
是非、この本をお手に取って、自分を変えてみてはいかがでしょうか。
今回紹介した本↓
オマケ1:メモが継続できないのでは?と思っている人へ
さて、ここからは本を購入するつもりの人向けの内容です。
本編でも書きましたが、「めんどくさそう、自分にできるかな…?」と思っていませんか?
そう思った時の、やり始めて、継続できる方法をお教えしましょう。
まず、本を買う前に、A4用紙を先に用意してください。
途中でも書きましたが、100均で100枚入りが売ってると思います。
それを、とりあえず1セット買えば十分です。
これは、やり方が分かったらすぐに開始するためです。
同時に、ペンもできるだけ書きやすいものを用意しておいてください。
次に、本を買って、あるいは調べて、やり方を一通り確認します。
そうしたらそのままの勢いで、最初のメモを「どうやったらこのメモが続くのか?」という内容で書きましょう。
あるいは、「なぜこのメモが続かないと思っているのか?」でもいいかもしれません。
つまり、「メモが続かないかも」という悩み自体を、メモで解決する最初の悩みにするのです。
この最初の壁を乗り越えて行動できる人は、多くありません。
行動した時点で、普通の人よりも優秀です。
そこに自信を持って、是非メモで自分を磨いていってください。
なお、やり方だけ調べて始めた場合、メモは継続しつつ、本も購入して読んだ方がいいです。
それぞれのルールの理由や、本のタイトルにもなっている「ゼロ秒思考」が具体的に書かれています。
それを読んで、自分がどうなっていくかのイメージを持っていた方が、より変化できるでしょう。
プラス、そのメモがどうして自分の悩みを解決してくれるのか、そのメカニズムも理解しておくと、より効果があるはずです。
オマケ2:メモで書く内容が無いという人へ
もう1つオマケです。
今度はすでにメモを取っている方向けで、「もうネタが無いよ…」という悩みです。
では、これを解決するために、逆にお聞きしましょう。
それも、『悩み』、なんですよね?
そして、このメモは、『悩みを解決するメモ』、でしたよね?
ならば、やることは1つでしょう。
「なぜネタがないのか」や、「ネタをつくるにはどうすればいいか」というテーマでメモを書けばいいのです。
…私も、すでにこのテーマで何度かメモを書いています(笑)
そして、実際何度かネタ切れだと思いつつ、しっかり継続できています。
あと、本にも書かれていますが、過去に書いた内容でももう一度メモを取っても大丈夫でしたね。
こういった方法も駆使しつつ、まずは1ヶ月、がんばっていきましょう!
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