今回は、プリペイド式のUSB給電型スティックWi-Fi「ecoco」(イココ)の海外利用について解説していきます。
2024年10月1日、ecocoのおかわりギガに海外用のデータ通信量が追加されました。
それまでは国内でしか使えませんでしたが、これにより海外でも使えるようになっています。
そこで、海外で使う方法や、注意点もあるので解説していきましょう。
これから購入を考えている方だけでなく、すでに端末を持っている方にも役立つ情報なので、是非ご覧ください。
なお、本ページに掲載している内容は、2024年10月時点のものです。
情報の更新は心がけていますが、正確な情報は公式サイトをご覧ください。
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本ブログでは、ecoco利用者の口コミ、ecocoの各種料金もまとめているので、そちらも是非参考にしてください。
ecocoの海外での利用方法
早速、ecocoの海外での利用方法を解説していきます。
とはいえ、何か手続きが必要なわけでもなく、シンプルな方法で使うことができるようになります。
まず、海外へ渡航する前に、使いたい国が対象に含まれている専用データ容量のチャージを行います。
これは通常のデータチャージと同じ方法で可能で、公式サイトあるいはアプリから購入します(参考:ecocoのデータチャージ方法)。
そうしたら、チャージした国でecocoにUSB給電をして電源を入れるだけです。
海外でecocoの電源を入れると、その国のモードに自動で切り替わってくれます。
有効期限もその国での利用を開始した時点からカウントされるため、事前のチャージでも無駄になる心配がありません。
その国でのデータ容量が足りなくなっても当然追加が可能なので、安心ですね。
ecocoが対応している海外エリア
では、具体的にどの国が対応しているか、ecocoの海外用おかわりギガを見ていきましょう。
2024年10月時点で、海外用のおかわりギガは、大きく以下の2種類用意されています。
- 海外周遊おかわりギガ
- アジア諸国おかわりギガ
この記事作成時点ではまだ始まったばかりで、今後追加される可能性もあります。
それぞれ、詳細を見ていきましょう。
ecocoの海外用データ1:海外周遊おかわりギガ
海外周遊おかわりギガは、複数の国をエリアでまとめ、同じエリアで共有のデータ容量を使えます。
国Aと国Bが同じエリア1に含まれている場合、エリア1のデータチャージのみでAとB両方で使うことができるようになります。
2024年10月現在、以下の8種類からチャージが可能です。
- 世界周遊ギガ
- アジア周遊ギガ
- ヨーロッパ周遊ギガ
- 北米周遊ギガ
- 南米周遊ギガ
- 中東周遊ギガ
- アフリカ周遊ギガ
- オーストラリア&ニュージーランド周遊ギガ
世界周遊ギガは値段が高めなかわりに、全世界の対応する国で使用可能です。
アジアの一部の国以外は現状エリア単位でしか対応しておらず、今後対応することに期待しましょう。
有効期限は30日のみ、容量は3GB、5GB、10GBから選択することができます。
料金はエリアによって細かく違うため、詳しくは公式サイトでご確認ください。
ecocoの海外用データ2:アジア諸国おかわりギガ
アジア諸国おかわりギガは、アジアの一部の国で、対応する国専用のデータ容量をチャージして使用します。
2024年10月現在、以下11か国のデータチャージが可能です。
- 韓国おかわりギガ
- 台湾おかわりギガ
- 中国おかわりギガ(VPN)
- シンガポールおかわりギガ
- マレーシアおかわりギガ
- タイおかわりギガ
- フィリピンおかわりギガ
- ベトナムおかわりギガ
- インドおかわりギガ
- インドネシアおかわりギガ
- カンボジアおかわりギガ
エリアのデータ容量に比べて使える範囲は狭いものの、料金が安いのが特徴です。
渡航先が分かっていて、各国である程度の通信を行う場合にオススメです。
逆に、例えば上記のうち5か国に行く場合、トータルで1GB程度しか使わないのであれば、アジア周遊ギガの方が安くなることもあります。
個別に買うパターン、アジア周遊ギガでまかなうパターン両方を考え、安い方を選びましょう。
期間は7日間と30日間の2種類から、データ容量は1GB、3GB、5GB、10GBの4種類から選べます。
こちらも料金は国によって変わるため、公式サイトで詳細を確認してみてください。
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ecoco海外利用の注意点
ecocoを海外で利用するにあたり、注意点がいくつかあるため、紹介していきます。
それぞれ、詳細を見ていきましょう。
ecoco海外利用の注意点1:最初のチャージは、必ず日本国内で先に行うこと
1つ目、最初のチャージは必ず日本国内で行うようにしてください。
もしチャージせずに海外へ行った場合、チャージを行うためにWi-Fi接続が必要になります。
このとき、海外のフリーWi-Fiを用いてチャージするのはセキュリティ的にオススメしません。
フリーWi-Fiは、専門の知識・技術がある人なら通信内容を不正に取得できてしまいます。
そこでチャージを行うと、決済が発生し、その決済に使われた支払いの情報まで取得されてしまう危険性があるのです。
そういったリスクを避けるためにも、最初のチャージは必ず国内で、自身のネット環境で行うようにしましょう。
なお、追加の場合はecocoのデータ容量が残っているうちに、その通信を使って行えば大丈夫です。
こちらもデータ容量が無くなってしまうと同じ危険性があるため、注意してください。
ちょっと話が逸れますが、日本国内のフリーWi-Fiでも同じことが言えます。
例えば、カフェのフリーWi-Fiなどを使って決済すると、同じく情報を取得され、悪用されることも。
このあたりを気にしていなかった方は、今後気を付けるようにしましょう。
ecoco海外利用の注意点2:国を移動する時は、移動先のデータ容量も用意
2つ目、一回の渡航で2か国以上への滞在を予定している方は、移動先のデータ容量もしっかりと用意しておきましょう。
データ容量をエリア単位でチャージしてあり、移動先も同じエリア内に含まれていればそのまま使えますが、例えばアジアの各国専用データだと他の国では使えません。
移動先のデータ容量を購入しないままその国に入ってしまうと、注意点1つ目で解説した状況になってしまいます。
こちらも、自身のネット環境がある状態で用意しておくようにしましょう。
あるいは、移動先がどのエリアにも含まれていないと、そもそもecocoが使えないため、対応しているか自体も先に確認しておいてください。
ecoco海外利用の注意点3:海外でのUSB給電に注意
3つ目、USB給電についても注意する必要があります。
そもそもecocoはUSB給電型でバッテリーが内蔵されておらず、常にUSB接続で電源を確保しなければいけません。
コンセントを使う場合、海外ではコンセントの形も電圧も日本とは異なります。
そのため、その国に合った変換器を用意しなければいけない点に気を付けましょう。
あるいは、モバイルバッテリーを持っていき、そこから給電するのも方法の1つです。
ecoco海外利用の注意点4:場所によっては通信が不安定なことも
4つ目、国内でも言えることですが、場所によっては通信が不安定なこともあります。
海外に行った場合、通信品質はその行った先の通信インフラに左右されます。
日本でも田舎だと通信が途切れたり遅くなったりということがあるでしょう。
同じことが、もちろん海外にも言えます。
データをチャージしたからといって、必ず日本と同じ品質で通信ができるとは限らないことは頭に入れておいてください。
ecoco海外利用の注意点5:国内に比べて料金が高いため、使いすぎないように
5つ目、ecocoに限った話ではないですが、海外データ容量は国内データ容量に比べて料金が高いです。
例えば、国内用データ容量の30日期限5GBは980円です。
これが、比較的安い韓国の30日期限5GBでも、1,800円と2倍弱の料金がかかるようになります。
一番高い世界周遊ギガになると、30日期限5GBで7,000円、日本国内のおよそ7倍に。
海外で日本の普段使いほど通信することもあまりないかもしれませんが、余計な通信は控えた方がお財布にも優しくなります。
普段の感覚で使って料金が増えないよう、気を付けましょう。
また、スマホアプリのアップデートなど、国内に戻ってきてからでもいい通信は行わないよう、スマホの設定を見直すのもオススメです。
ecocoの海外利用についてまとめ
今回は、プリペイド式のUSB給電型スティックWi-Fi「ecoco」(イココ)の海外利用について解説しました。
ecocoは特別な手続きがいらず、専用データチャージを行うことで海外でも使えるようになる手軽さが大きなメリットの1つです。
海外のモバイル通信が不安な方でも、安心して使うことができるでしょう。
また、ecoco1つで多くのエリアに対応しているため、複数の国への渡航にも便利です。
全世界の広い範囲で対応していますが、より詳しい対応場所は公式サイトでチェックしましょう。
対応可能な国はもちろん、アジア各国のように国単体で安めのプランが追加される可能性もあるため、それも含めて確認してみてください。
ただし、事前のデータチャージや電源の確保など、注意点が多いのも事実です。
どのモバイルWi-Fiでも注意点は多く、別のWi-Fiでも注意点の確認は必ずしなければいけません。
一般的な注意も併せてしっかり確認し、快適な海外渡航を過ごしましょう。
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